フローディストビューターの交換

少しづづLHMが漏れるようになり、調べるとフローディストリビューターの横に片側2個、両側で4個あるくぼみ(直径1センチ位)よりLHMが毎月0.5リットル漏れていたのでキャロルより中古品を買って自分で交換しました。

フローディストリビューターはLHMの圧力を調整し、それぞれの機器に油圧を配分するための機器です。ヘインズのマニュアルにも記載が無いと思います。

ジャッキアップしてウマをかけて下さい。私は露天の駐車場でガレージジャッキやウマも持っていません。作業は2月に実施しましたので札幌では積雪があり、タイヤの接地部分の雪が固く高くなっており、車高を一番低くしてもフロント側から車体の下へ入れます。

作業前にLHMの圧力を抜きます。車高を一番低くしてブレーキペダルを何回も踏むと踏み応えが固くなり、圧力が抜けます。(正しくはプレッシャーレギュレターのボルトを1回転緩める。)

バッテリー端子を外します。エアフローメーター、エアクリーナーケースを外し、エアクリーナーケースとスロットルバルブを接続しているホースも外します。これでフローディストリビューター上部のフレアナット2個所外せます。向かって右側の(バッテリー側)のパイプは逆J字型しており、プレッシャーレギュレターと接続されています。プレッシャーレギュレター側のフレアナットも外した方が作業が楽です。手がプレッシャーレギュレターまで手が入らないのでクローリングスパナ(小判型でソケットレンチに接続して使う)を使って外しました。

左側のパイプはフローディストリビューターの横にパイプの支持金具がボルト止めされているので、下からソケットレンチで支持金具のボルトを外します。このパイプはHPポンプに接続されています。

下側3個所のフレアナットをクローリングスパナを使って外し、最後にフローディストリビューターの取り付けボルト2本を外します。

フローディストリビューターの取り付けボルトはソケットレンチに短いエクステンション、ユニバーサルジョイント、長いエクステンションを接続して外しました。ボルトはほとんど見えません。手探りで作業しました。

フローディストリビューターの交換には2種類の大きさのパイププロテクターを使用します。念のために多めに購入しましょう。

作業中結構LHMが出てきます。LHMは余分に用意しましょう。

作業終了後LHMを補充し、エンジンを始動して何回も車高を上げ、下げしてエア抜きしましょう。プレーキの効きを確認しましょう。

くれぐれもフレアナットをなめない様に適切な工具で作業して下さい。フレアナットをなめるとパイプごと交換しなければなりません。

フローディストリビューターの4つのくぼみにはピストンのような部品にOリングがセットされており、Cリングにより飛び出さない様に取り付けられています。札幌のとあるディラーで昔はOリングセットを売っていたそうです。現在は重要保安部品で分解禁止だそうです。
Oリングセット売っているようです。

パイププロテクターの品番はZZV045410及びZZV045412(マツダ)

ちなみにフローディストリビューターは新品55000円だそうです。

インティークマニホールドを外せば上から楽に作業ができるとおもいます。